2019年3月6日水曜日

南風と瀬戸、その不思議な縁

「南風」と「瀬戸」は特急としては同期生。共に昭和47年3月15日のダイヤ改正時で誕生した列車だ。このダイヤ改正の目玉は山陽新幹線岡山開業、3年後の博多開業を前に新幹線との連携を前提にした岡山起点の列車再編がなされる中で「南風」は予讃線「しおかぜ」と共に四国初の特急列車として高松~中村間に誕生、宇高連絡船を介して東京四国連絡の寝台特急「瀬戸」と接続するダイヤが組まれていた。この両列車の縁は古く昭和25年のダイヤ改正でもみられ、高松桟橋~松山、須崎間に設定された準急列車のそれぞれの編成に付けられた愛称も「瀬戸」「南風」だった。
 瀬戸大橋線開業後、東京四国連絡の「瀬戸」は高松に達し、「南風」は「しおかぜ」と共に岡山で新幹線と接続する四国特急に転用されている。本四連絡には昭和47年組の老舗特急の悲願が込められている。
初代四国特急にはハイパワーのキハ181系が投入された。
カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクロ-ム RFP)
「瀬戸」はブルトレから285系「サンライズ瀬戸」へ変わった。



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