2019年3月14日木曜日

スーパー気動車、キハ201系

 JR北海道が1996年に製造したキハ201系は、同時期に誕生した731系電車との協調運転を前提にして製造された。外観上は同一車体のこの両系列はオールロングシートの通勤形ながらも最高速度130km/hでの走行を可能としており、更にキハ201系では空気バネによる車体傾斜装置を採用。このシステムは後の宗谷本線向け特急形261系のベースになっている。この二つのスペックを備えた通勤形車両はJR全社の中でもキハ201系が唯一の存在だが、製造総数は4編成12両で止まっている。今振り返ると1990年代のJR北海道は一歩先を行っていた。それに比べると「周回遅れ」感のある現状は残念でならない。
車体傾斜角度は2゜のキハ201系
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

731系の前面形状は後の733,735系にも踏襲されている。





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