銚子は漁業と醤油の町。その中のヤマサ醤油は江戸幕府誕生の42年後の1645年(正保2年)創業の老舗。かつて同社の出荷が鉄道貨車でなされていた時期には工場から銚子駅まで専用線があり、構内はスイッチャー(入換え機関車)が行き来していた。今回の作品は昭和57年に銚子電鉄を訪れた際に撮影したスイッチャー。その後、輸送手段がトラック輸送に移行してからは専用線もスイッチャーと共に役目を終え、昭和61年には銚子駅から貨物列車も消えた。現在、工場内に昭和39年までスイッチャーとして使用されていたドイツ製「日本に現存する最古のディーゼル機関車」が保存されており往時を偲ばせてくれる。
ヤマサの社章も凛々しいスイッチャー (カメラ CANON AE-1+P、フィルム コダクロームKR) |
銚子電鉄名物の「濡れ煎餅」にも使用されているヤマサ醤油。 |
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