2016年4月22日金曜日

小首をかしげると・・・。

 「一般的な」カメラのファインダーから見る世界は長方形。その長辺と短辺の比率であるアスペクト比は、35ミリフィルムでは3:2が基本となっている。 その「3:2のキャンパス」も使い方次第では、インパクトのある表現が出来る。 ポイントとなるのが「小首、かしげる」でカメラを「水平に」構えるというセオリーからは外れた失敗作と紙一重のアプローチ方法だ。 
 今回アップした「500系のぞみ」の写真は、長い先端をデジタルカメラのモニターの対角線に合わせてみたもので、この車両のシャープさを表現するにはベターだった。一方「あさま」では、水平バランスを崩す事から生まれた空間で奥行きを持たせている。 
 風景写真では水平を保つ事は必要だが、ポートレートでは必ずしもそうではないようにジャンルによって「セオリー」は変わる。それを臨機応変に取り入れていくことで、新しい気づきが生まれることはどの分野でも経験すること。 時には小首をかしげてみることも、悪くないかもしれない。

対角線を意識すると構図は変わる。

立ち位置は、線路の脇の轍。50ミリで撮影している





















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