今回は昭和57年8月の房総急行「水郷」のスナップだが、同年11月の東北・上越新幹線開業によるダイヤ改正と大いに関係のある一枚。そのキーとなるのは「高シマ」新前橋電車区所属の表示で、なぜ高崎の車両が房総急行に来ているか?を謎説いてみると、そこには次のダイヤ改正で全廃される房総急行の現状がそこにはあった。房総急行の主力165系電車は、ダイヤ改正後その多くが新潟へ転属するため事前に改造を受ける必要があり、穴埋めとして充当されたのが「高シマ」車というわけだ。ダイヤ改正は一朝一夕でなされるのではなく数年前から計画されるプロジェクト。何気ないスナップにもドラマはある。それに気がつくかどうかは別にして。
「高シマ」房総を駆ける。 (カメラ CANON AE-1+P、フィルム コダクロームKR) |
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