2015年10月19日月曜日

驚きを与えた「アルコン」

 「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」略してアルコン。1985年に登場した国鉄とトマム、新得のリゾートホテルがタイアップしたリゾート客専用列車は衝撃的だった。 車両自体は急行用気動車の改造ながら内外装は一新され、当時のグリーン車以上の設備を備えた「普通車」の誕生は地味なイメージの北海道国鉄に新たな風を吹き込んだ。 特に前面形状は、後に同じ構造のジョイフルトレインが、本州の金沢局、新潟局にも誕生した事からも大きなインパクトを与えたものだった。
 時はバブル時代に入る頃、この列車の成功以後、北海道には新しいコンセプトのリゾート列車の出現が続くこととなった。近年は「元気がない」という表現が似合うJR北海道。 前例の壁を破った「アルコン」コンセプトを今こそ活かしてもらいたいと願っているのは私だけだろうか。
魅力的な秋の石勝線を行く「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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