2015年10月10日土曜日

ありのままの日常

 「~らしさ」に捕らわれすぎると、時にはマイナスに働く。 例えば「蒸気機関車は煙モクモク!であるべきだ」でいうと、意識がそこに「集中する」あまり、周りの小さな変化、季節の移ろいに気づくことは二の次、三の次になりがちだ。 あとで「あの時、こんなシーンもあったなぁ。撮っておけばよかった・・・」と呟いても後のまつり。 
 では「~らしさ」を外してみたらどうだろうか。 ガイドラインがないと不安なこともあるだろう。だが、素の状態から得たことは良いも悪いも大きな経験になる。 それが個性の始まりでもあり、「オリジナル」はそこから生まれる。 「人真似ではなく下手でもオリジナルをつくりなさい」、亡き恩師の教えは今でも活きている。  
「気づき」は感性。秋はそこにある。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
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