2015年10月30日金曜日

柔らかな光の中で

 撮影ポイント探しには個性が現れるもの。 例えば光にこだわりのある人は、ポイント探しは「好きな光」が中心になるだろうし、撮影のテーマが風景か被写体なのかによって「ベストポジション」は変わってくる。 「有名撮影地」でも、条件によってはそこはベストではないこともある。「解」は別にあるかもしれない。  
 今回の作品は真岡鉄道 多田羅。沿線ではとても有名な撮影ポイントだが、この作品はその有名ポイントから後方に離れたところ。秋の気配を感じさせる樹が「きれいに」表現できることと、背景が濃緑なので機関車からの煙が「活きる」ことを期待しての位置取りだった。 誰もが撮る構図でなく、自分の想いが込められた作品を創る。これが「解」であり個性となる。 切磋琢磨された個性は更に作品の質を高めていく。 これはどの分野でも通じる事だ。

この位置ではシャッターチャンスは二回ある。光る樹を抜けるシーンと引き付けてのクローズアップ。
「二兎を追うものは一兎を得ず」の例えもあるが、速やかに対応できるテクニックも持っていたい。
 (カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)
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