2015年6月23日火曜日

良いデザインは良い。

 国鉄形ディーゼルカーの運転で注目されている「いすみ鉄道」、数年前から開業当時のレールバスの置換え用として新車を導入してきたが、近年の車両では国鉄キハ52形と良く似た前面デザインを取り入れている。 キハ52と新車350形を比べてみると「瓜二つ」とは言い難いが、「同じ車両の色違い」と見える人もいるかもしれない。昭和のディーゼルカーが平成に再現されたという印象だ。
 そんな中、今回搬入された「300形」増備車は、キハ52顔&塗装をクリームと朱色のツートンカラーに塗り分けられていることが報道されている。形式も「キハ20 1303」という国鉄的な表記で、「303」が本来の車号なのだがクロスシート&トイレ付、1エンジン、両運転台・・・ということから「キハ20」に。平成版は1000番台としたところにも、ファンを唸らせる隠し味が利いている。
 国鉄一般色といわれるツートンカラーは自然に優しい配色。「いすみ鉄道」のキハ52は首都圏色と称された朱色一色になってしまって久しいが、今回のツートンカラーの新車は「いすみ鉄道」沿線にあらたな魅力を吹き込んでくれることを願うばかりだ。    


国鉄一般色時代のキハ52。「懐かしい旅の思い出」が蘇る。 

キハ52顔の350形気動車。二代目ムーミン列車で活躍中。
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