2015年6月2日火曜日

C62 3を想う。

整備を受けるC62。スケールの大きさに圧倒される。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

 6月2日は「ロクニ」ということで、1988年から1995年まで復活運行したC623を取り上げてみたい。C62は戦後誕生した狭軌最大の旅客用蒸気機関車で東海道・山陽等の特別甲線の特急、急行列車牽引に使用された。写真の3号機は北海道では函館本線の急行「ていね」「ニセコ」に使用され、1976年現役引退後は手宮に保存されていた。その後、国鉄最後の日の1987年3月31日に小樽築港構内を走行できるよう修理、その後正式に復元工事がなされ、1988年本線復帰した。現代の若いファンからは「C62伝説」と称されているが、振り返ると北海道「国鉄マン」の熱い想いが込められた出来事のように感じたものだ。C62の魅力は「百聞は一見にしかず」の諺の通り、実際に接しなければわからない。最高速度85km/hで走行する姿は、煙を出す「電車」という印象でもあった。1995年11月、再度火を落としてから19年が経過している。三度の復活を願うファンは多いが伝説には触れないほうが良い。最近そう思うようになってきた。 

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