碓氷峠を下る客車列車は圧巻の三重連だった。 (カメラ CANON NEWF-1、フィルム フジクローム RVP) |
電気機関車の電気ブレーキは、発電ブレーキと回生ブレーキに大別される。理論的にはフレミングの左手、右手の法則が利用されるが、間単に言えば、制動用に電動機を発電機として使用し発生した電力を抵抗器で放熱するか、架線に返すかというもの。直流区間の勾配線区では安定したブレーキ力確保のため発電ブレーキが採用され、66.7‰の碓氷峠用EF63、62では降坂時に重要な役割を果たしていた。機関車から出る陽炎は発電ブレーキの証し。逞しき「峠のシェルパ」は1997年峠を降り、一部の車両は碓氷鉄道文化むらで体験運転用として余生を過ごしている。
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