2018年6月14日木曜日

ブルトレ少年の記録(8)

 今回の作品は20系客車の代表的なB寝台だったナハネ20形。定員54名寝台幅52センチの3段寝台は、輸送力確保のために昭和33年当時の標準仕様だった。寝台設営の模様は大宮の鉄道博物館のナハネフ22形車内にて再現されているが、九州特急では全ての寝台のセット、解体は人手によって走行中に行われており日常の作業として当時のブルトレ乗車記事では必ず紹介される「儀式」だった。とにかく人手がかかった寝台設営は、20系以降の新系列の寝台車では自動化、省人化に重点が置かれるようになり、寝台設備の改善と呼応して結果的には乗客による「セルフ」化へ進んでいくことになる。#ブルトレ少年
ナハネ20 500番台は座席車ナロ20形からの改造車。(ネガカラー)

人手が頼みだった寝台設営。

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