2017年10月17日火曜日

Rainy Day(2)

 濡れた線路にパワーがとられ、C62が喘ぐ。北海道のC62は軸重を調整した軽量型。急勾配、急曲線が続く函館山線では、その持てるパワーと軽量型故に空転がついて回った。空転は火床を荒し蒸気が抜けるリスクがある。そのためには機関士の腕がモノをいう。この当時の機関士は、現役時代からC62を操っていたスペシャリスト達だった。 
塩谷駅発車後、オタモイ峠へ向けて加速する。
空転の状況がこの先の厳しさを象徴している。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP) 
【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ