2017年10月14日土曜日

1号機関車

 10月14日は鉄道記念日。1872年の10月14日、「汽笛一声新橋を」から始まった鉄道の歴史を物語る機関車が大宮 鉄道博物館の「1号機関車」。オールド世代には交通博物館で、絵本世代には「きかんしゃ やえもん」のモチーフとなった機関車として広く親しまれている同機は第一回の鉄道記念物でもあり、国の重要文化財に指定されていることは有名な話。その「1号」の称号は鉄道開業前イギリスへ発注された機関車のうち最初に到着した機関車ということから付番されており、後の車両称号規程では「150形」と定められている。再度、この機関車に「1」が負番されたのは、1911年(明治44年)島原鉄道へ転入してからで同社の1号(初代)機関車として島原の地に足跡を残している。1号機関車でいえば島原鉄道に残っていた事で将来の展望を拓くことになったが、鉄道開通150年を迎える2022年に向けてそろそろ後世に残していく「平成時代の車両」を議論してみるのも悪くない。ファン同士の居酒屋会談でも面白いテーマになりそうだ。
「やえもん」安住の地。
(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)
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