2016年1月6日水曜日

つるべ落とし

 秋の日はつるべ落とし、という諺は、秋のみならず冬場の日没でも十分実感できる。今回の一枚は、冬至前、日没直前の斜光を浴びる常磐線特急「ひたち」を狙ったもので、時間は16:20頃の撮影。 この時期は16:00頃から陽が落ち始めるが、その頃は太陽の角度の関係でファインダー内にハレーションが発生してしまう。ところが日没寸前の16:15からの数分間は、角度が変わりハレーションは消え、列車を美しく染める光線のみになる。そこに上野駅の16:00発の特急が重なれば御覧のとおり。この列車の通過後、まもなく日没となるため、正に一瞬の出来事。つるべ落としならではの楽しみだ。
二重露光でドラマチックに仕上げてみる(カメラ CANON EOS7D MarkⅡ)

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