2015年8月11日火曜日

とても長い1秒

 「1秒」は、日常生活では全くと言っていいほど自覚しない時間。 ところが動きモノの世界では、大きな意味を持つ。1秒は一瞬の推敲や動作ができる「とても長い」時間なのだ。
 今回の構図では、気配を一切感じることがないトンネルから出る蒸機を撮影位置まで引っ張ることがポイントだった。 そのためにはトンネル出口に意識を集中させなければならないが、露出の微調整は最後の1秒に委ねることにし、トンネルから見えた瞬間だけを逃さないことにした。仕掛けが出来れば後は瞬間を捕えるだけ。 仕上がりはある程度予測できてくるものだ。  

上越線はSL「みなかみ」号のホームグラウンドでもある。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
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