近年、客車以外の鉄道車両を「電車」と総称することが増えてきた。TVでもリポーターが「電車、電車」と言うことにも起因しているが、どうも「電車しか」走っていない都市部中心の見方のようだ。
電車が走っていない地方のローカル線では、「キシャ」という言葉が生きている。キシャとは「汽車」。地元の方々の認識は、本数の少ない鉄道は蒸気機関車の時代から変わっていないようだが、今の「汽車」はディーゼルエンジンで駆動する気動車。排気煙を出す点では「汽車」と繋がりはあるが車内は「電車並み」になり、煤臭い、狭いイメージは払拭されている。更に新しい気動車ではエンジンで発電し、モーターで駆動する方式も登場している。こうなると「電車」そのもの。 撮影する側からは、「DC」や「キハ」と称される気動車だが進化する姿を「正しく」理解してもらう「愛称」はないのだろうか。
標準化が徹底していた国鉄気動車は「特急」車以外はすべて混結可能な汎用性が特徴。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) |
急行用キハ28、一般用キハ52が現役な、いすみ鉄道では「キハ」として親しまれている。 |
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