2015年8月23日日曜日

6扉電車の終焉

1990年、通勤ラッシュ対策にJR山手線に登場した6扉車は、京浜東北、埼京、横浜、中央総武の各線に普及、混雑の著しい号車位置に連結され威力を発揮した。205、209、E231の三系列に渡って製造されたが、近年のE233系電車以降では姿を消している。理由には、車体を幅広にしたことにより定員数が増加したこととホームドアの設置による乗車位置統一があげられているが、ラッシュ時間帯の利用客の変化もあるようだ。集中から分散へ。人の流れが「痛勤ラッシュ」時代とは明らかに異なってきているのだろう。 
 日本では消えつつある6扉車だが、インドネシアに譲渡された元 埼京線の205系には6扉車も含まれている。彼の地での活躍を願うのみだ。  
    

JRで残る6扉車は中央総武線。山手線は4扉車に置き換えられた。
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