2015年5月19日火曜日

コラボレーション



芦ヶ久保を行くE851形さよなら列車。同機は1両が保存されている。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
 かつて、西武鉄道には平成8年貨物輸送が廃止されるまで「山岳線」の西武秩父線を中心に活躍した電気機関車E851形が在籍していた。基本設計は国鉄EF81とEF65をベースとした6軸の大型機関車だが、塗装を含めた外観はスタイリッシュだったことから、昭和44年の登場時から客車を牽引させてみたいという夢を持つファンは多かった。それが実現したのが引退を前にした平成8年5月。客車が西武鉄道で運転されること自体が初めての中、JR東日本から12系客車を借り入れ、重連で正丸峠を越えたイベント列車には西武とJRの底力を見た思いがした。 今では再現されることはない見事なコラボレーションだった。  

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