2015年5月3日日曜日

省形電気機関車 EF53。



鉄道博物館に保存されたEF55のメカニズムも本機を基本としている。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 EF53は、国鉄の前身であった鉄道省によって昭和7年から19両製造された旅客用電気機関車。基本設計は「信頼性」という表現が相応しく、その安定した性能からお召し列車牽引用に指定された車両も存在した。しかし、客車用の暖房装置が装備されていないことから、次第に山陽本線、瀬野-八本松間の補機EF59へ改造転用され形式として消滅した。ところが国鉄末期、電気機関車館設立企画の一環として高崎第二機関区へ各地から電気機関車が集められた際、EF59 11を外観だけ復元、原番号 EF53 2に戻されている。 現在は碓氷鉄道文化村にて屋外展示されているが、高崎時代はイベント時には架線から通電され「現役機」の貫禄十分だった。 
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