2015年1月16日金曜日

正面から撮る

 「正面から迫ってくる列車を撮りたい」は、往年から「撮り鉄さん」の願望でもある。 今回の「冬の北陸 ときめき号」の写真のテーマは「正面から迫る」だった。 この時は500ミリの超望遠レンズで撮影したが、撮影ポジションは弧を描く線路の途中から真正面に見えるポイントを探し構図を作っている。これで迫る列車と対峙することができる。
 フィルム時代では、安全面を考慮して「超望遠レンズ」が必要だった。 デジタル時代になってからはある程度の焦点距離は「高倍率ズーム」でカバーすることができ、動態予測オートフォーカスが正面から来る列車に対して「確実に」ピントを合わせてくれる。 これだけだと撮影のハードルは下がったかに思うかもしれない。だが「良い時代になった」ことを実感できるのは、比較できる過去を知っている人だからわかる事。 基本は安全を前提にした撮影スタンスの創意工夫に他ならない。 


望遠レンズの世界は「安全に」迫り来る列車と対峙することができる。
(カメラはCANON T90、フィルム フジクローム RDPⅡ)

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