2015年1月19日月曜日

蒸気暖房のぬくもり。



ED76電気機関車がJR北海道に継承された理由は、蒸気暖房が必要な赤い客車の存在があった。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RDP)
 列車の暖房には、電気暖房と蒸気暖房がある。 蒸気暖房は蒸気機関車では標準だったが、電気機関車やディーゼル機関車になってからは機関車に蒸気発生装置を搭載し暖房用の蒸気を作って供給していた。 
 分割民営化後は、蒸気暖房を必要とする客車を牽引する各地のディーゼル機関車や北海道内の電気機関車で蒸気暖房の煙を見ることはできたが、そのすべてが電車やディーゼルカーに置き換えられた現在、蒸気暖房を使用しているのは蒸気機関車がイベント用の旧型客車を牽引しているJR東日本、JR北海道、大井川鉄道と真岡鉄道に限られてしまった。今でも客車から蒸気がこぼれるのを見ると往年の旅が蘇ってくる。寒いホームから車内に入ったときの暖かさが記憶に残っているからなのだろう。

昭和59年まで東海道山陽本線の荷物列車も蒸気暖房だった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)
関東圏で蒸気暖房を体験できる真岡鉄道。蒸気はSLから供給される。
(カメラ CANON EOS7D)
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