2015年1月15日木曜日

魅惑のスポーク動輪。


雪の反射光が通り抜ける。スポーク動輪ならではの光景。
(カメラはCANON T90、フィルムはフジクローム RVP100)
 蒸気機関車の動輪には2種類ある。一つはボックス動輪、現存する動態の機関車C57、C58、C61、D51の動輪はこのタイプ。もう一つは同じく動態のC10、C11、C12、C56、8620等に使用されているスポーク動輪。日本の蒸気機関車は、特殊な例を除けば黒一色だが、欧米は多彩でドイツの01型蒸気機関車ではスポーク動輪が赤く塗られていたのは有名な話、直径2000ミリの大きさと合わせ走行するスポーク動輪を通して見る景色は、ほんのり赤く見えたとかの逸話もある程。日本では強度の問題もあってスポーク動輪からボックス動輪に切り替わっていったとも言われているが、その真偽は今ではわからない。 現在、梅小路蒸気機関車館には1750ミリのスポーク動輪を持つ機関車が保存されている。 願わくば動態復元がなされ、美しい動輪が奏でる世界を見てみたいものだ。

1750ミリのスポーク動輪を持つ梅小路蒸気機関車館のC551。
(カメラはCANON NewF-1、フィルムはフジクローム RDP)
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