2016年7月4日月曜日

富山の「レッドアロー」

 秩父への足として知られている西武特急「レッドアロー」号、初代の5000系電車は西武秩父線の開業に合わせて1969年に製造され、座席指定制の有料特急に相応しいスタイルで注目された意欲作だった。 西武線からは1995年に引退したが、一部は富山地方鉄道へ「車体だけ」譲渡され、主要機器はJR485系、東京メトロからの廃車発生品と組み合わすことで16010形として「再生」された。現在、二編成が活躍しており、写真の16014編成は水戸岡鋭治氏プロデュースの観光列車「アルプス エクスプレス」へ改装されている。同僚にはダブルデッカーを連結した元テレビカー京阪3000系電車も在籍しており、東西私鉄の名車が北陸の地で競っているのは嬉しい限りだ。

観光列車「アルプス エクスプレス」。
外観は原形を活かしているが、内装は木製素材を多用したアコモに一新されている。
(カメラ CANON EOS7D)


西武時代の5000系。評価の高いこのカラーリングは、「レッドアロークラシック」として一編成に復活している。  
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