2016年7月21日木曜日

奥多摩に響いたホイッスル。

 1998年までJR青梅線には、奥多摩地区で採掘される石灰石を運搬する貨物列車が運行されていた。 古くはED16形、その後はEF64形電気機関車が使用され、特に後者では上越線向け耐寒耐雪仕様の1000番台が転用されたことで話題になったものだ。 ローカル線の雰囲気満点の青梅~奥多摩を行く石灰石列車は、沿線の景色に合っており桜の季節には多くのファンがカメラを向けていた。廃止が囁かれてからはご多分にもれず「サヨナラフリーク」も増えたが、昨今のような「異常事態」ではなかったように記憶している。 石灰石輸送廃止後の青梅線は、中央線とリンクした「通勤路線」へ変貌し、貨物は横田基地向けジェット燃料輸送の臨時貨物が残るのみとなっている。 
廃止に際し、機関車には惜別のヘッドマークが着けられた。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

満開の古里付近を行く上り石灰石列車。 


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