2016年5月22日日曜日

「だんらん」になった食堂車

 1985年に特急「雷鳥」に連結された和式グリーン車「だんらん」は、団体列車で好評だったお座敷車両を定期特急にも導入するという新らしい旅を提案した車両だった。 元は食堂車だった車両を改造したことから、厨房設備の一部を再利用し「ビュッフェ」形式の供食スペースも設けたが「雷鳥」全列車へは導入されず、一部の列車への連結に留められた。
 和式グリーン車としての実働期間は短く、民営化後1989年には運用から離脱、一部は「スーパー雷鳥」用「ラウンジ付グリーン車」へ再改造され2001年まで活躍したが、他は転用される事なく廃車となるという薄幸な車生になってしまったのは残念だ。
障子部が畳敷きスペースだった「だんらん」。外観に金帯が入った以外は「食堂車時代」を留めていた。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDP)

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