2016年5月13日金曜日

お座敷気動車の元祖は北海道。

 NHK朝ドラ「あまちゃん」で有名になった「お座敷ディーゼルカー」、そのルーツを探ってみると第一号は北海道で1973年に改造によって誕生している。 当時のお座敷車両は客車のみだったが、北海道に導入するにあたっては、運用に小回りが利く気動車に白羽の矢が立った。とはいえ、ディーゼルエンジンを装備した畳敷き車両を誕生させるため課題となったのは振動で、その対策として改造タネ車には横型エンジンを装備した「急行用」車両が選ばれ、画期的な「お座敷車」が3両誕生することとなった。その後は1984年に2両増備、JR北海道になった後も一般用キハ40系や最高時速130km/h対応の特急用キハ183系を改造したお座敷車両も誕生する事となる。この当時のJR北海道は「次」を期待させる元気な印象もあったが、近年は後ろ向きな印象を受けるのは私だけだろうか。  
函館山線を行くお座敷気動車。改造時に問題となったのは「扇風機」だったとか。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)


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