2016年5月8日日曜日

最高速度95km/hの旅客列車に最適だったEF58。

 今日はGW最終日、5月8日に因んで旧型電機の雄、EF58形をとりあげてみたい。 趣味的にみるとこの機関車はC51形蒸気機関車と並んで形態の変化にバリエーションが豊富だったことから、50代前後のファンからは支持された機関車。特に「ロイヤルエンジン」として製造された60、61号機の存在は「ゴハチ」人気を決定的にし、自動車のナンバーが選べる時代になってからは「ロイヤルエンジン」ナンバーが有名撮影地では氾濫したというエピソードもあったとか。
 スマートな車体だが構造的には旧型電機そのもので、「旅客用」という用途から定格速度(最大出力を発揮できる速度)が68~87kmと高かったこともあり、最高速度95km/hの特急から荷物列車まで幅広く使用された。反面、牽引力が必要な貨物列車や総括制御ができないことから重連運用は不向きだった。 EF58は、JRの鉄道博物館全てに0系新幹線共々展示されていることでも知られており、鉄道史を語る上では欠かす事ができない車両となっている。

JR東日本新入社員向け企画列車を牽引するEF58重連。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDPⅡ )
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