2016年5月7日土曜日

40年活躍した東武5700系

 1951、1953年に東武鉄道の特急用車両として新造された5700系電車は、1991年の引退まで優等列車を中心に運行された東武特急を語るには欠くことのできない名車。特に戦後からの復興の中、肘掛つきの転換クロスシート、放送室(後に売店)を備えた車内設備は、時代を先取りする東武特急らしさの先駆けとなったともいえる。特急としては後進の「DXロマンスカー」へその座を譲ったが、その後も急行や快速、団体列車に活躍、実働期間は40年に及びその引退に際しては「さよなら運転」がなされる程、東武ファンには親しまれた車両だった。 廃車後、東武博物館への保存展示に際して前面を二つ窓に復元、華やかな特急時代を再現してくれている。

重厚なスタイルが魅力だった5700系。
風を取り込める「昭和の特急」。
復元された猫ヒゲ。







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