碓氷峠鉄道文化むらに保存されているEF60 501号機は、20系客車牽引用EF58形を置き換えるため昭和38年に製造された。外観上の特徴は、後に「特急色」と称される塗分けがなされたことで、側面2本のクリーム色のラインは20系客車と合わせられている。
更に機関車では500番台で区分された初のグループとなったが、性能面では20系客車との連結対応の他は一般機と同一で後年製造されたブレーキ系設備の追加がなされたEF65 500番台とは異なっていた。運用に際してはEF58に比べ高出力により20系客車の増結に対応したが定格速度の差は如何ともしがたく、昭和40年EF65 500番台にブルトレ牽引機の座を譲ることとなった。その後は貨物機に転用、外装も特急色から一般色へと変わったが国鉄末期の電気機関車館構想の中で機関車としての価値を認められ特急色へ復元。現在に至っている。
3次量産車にあたる501号機。この機関車は「P形」ではない。 |
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