2019年5月10日金曜日

国鉄グリーン車のこだわり。

今日は「グリーン車の日」。それに因んで国鉄時代の特急グリーン車のこだわりが伺えるエピソードを紹介したい。
 国鉄特急を代表する485系サロ481形では、客室と乗降口、隣車に繫がる貫通扉との間には開き戸が介在され外からの雑音を遮るレイアウトになっていた。更に床下には騒音源となる電動発電機(MG)、コンプレッサー(CP)を艤装しないこと合わせて当時の「1等車」のこだわりが伺えたものだ。その後、サービス電源確保という方針から昭和49年製の183系1000番台以降はグリーン車床下へも予備のMG,CPの艤装が行われたが、この時期からグリーン車や特急から「特別」感が失われ「大衆」化していたのは皮肉なことだった。
 令和時代のグリーン車にはやや時代遅れの感がある昭和仕様ではなく「こだわり」を期待したいところだ。
サロ481のレイアウトは後の国鉄特急のグリーン車の標準になった。
        

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