5月20日に因んで碓氷峠鉄道文化むらに保存されているEF65 520号機を取り上げてみる。同機は昭和40年に高速貨物牽引用500番台として製造、外観の特徴に連結器周りの装備と正面窓のツララ切りがある。前者は後のEF66形誕生まで牽引定数600~1000tの高速貨物列車での重連運用のため、後者は豪雪線区上越線での運用に備えた装備だった。だが、いずれの線区でも実働期間は短かく、結果的には後継機への「繋ぎ」に徹した形になっている。保存されるにあたっては高速貨物輸送のパイオニア的存在としてJR貨物高崎機関区の尽力により「現役当時」の装備が再現されているのは嬉しい限りだ。
F型(Freight)に分類される520号機。 |
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