2018年2月4日日曜日

消えるL特急。

 L特急が誕生したのは1972年、毎時同分に発車する昼行特急列車に付与された冠「L」にはLimited Express、Light、Lovely、Linerの頭文字をとったものといわれている。背景には経済成長期下の1970年の大阪万博を切っ掛けに活発化していった「特急による旅」へ応えることにあり、設定本数の多い「特別急行列車」を再編し自由席の設定とも合わせてより利用しやすく「大衆化」した列車設定だった。当初9列車だったL特急を一躍有名にしたのは1978年に登場した「絵入りヘッドマーク」で「L」マークが入れられたヘッドマークはブームになり、その拡大と共にL特急の地位は確固たるものとなった。だが、ピーク時は30列車を数えたといわれるL特急も新幹線網の充実により次第に数を減らしていき、遂に今年の3月のダイヤ改正でその冠を下ろすことになった。最後のL特急は「しなの」、「ひだ」、「しらさぎ」の3列車。そのヘッドマークからは「L」マークが消えて久しい。
奥羽本線では「やまばと」とL特急を組んだ「つばさ」。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP) 

「あさま」はL特急の老舗、文字ヘッドマークには「L」は付与されなかった。

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