2018年2月13日火曜日

パンクで走った「あさま」

 北陸新幹線開業前まで信越線特急「あさま」に使用されていた189系電車、現在はJR東日本の波動用車両として八王子支社と長野支社に残っているが、前者分は本年度末までという噂が囁かれている。振り返ってみるとEF63形電気機関車の助けを借りて難所 碓氷峠に挑む「あさま」号は魅力的な被写体だったが、同時に乗客側にとっては乗り心地の悪い列車でもあった。理由は急勾配区間通過に際して横川、軽井沢両駅停車中に台車をパンクさせていたことによるもので、急制動によって連結器に掛かる力(自連力)による列車の座屈現象への重要な対策だった。
 更に見モノだったのは、補助機関車を切り離す駅でパンクしている台車へ空気を供給するため「あさま」のコンプレッサーが一斉に唸りをあげたこと。列車の旅にはエピソードがあったほうが記憶に残るようだ。
只今、空気バネに充填中。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

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