2018年2月6日火曜日

隠し技

 ロケハンしていると「アレがなければ良いポイントなのに・・・」と思うことは珍しいことではない。特に電化区間の架線ポールや背景にある派手な建物はお手上げに近い状態なのだが、アイデア次第で何とかできることもある。
 今回の作品は2009年「おいでよ房総、春!さきどりキャンペーン」に際して内房線に運行された「SL春さきどり号」の姉ヶ崎駅発車シーン。このポイントではネックだった背後にあるビル看板を煙で「かぶせる」事で対応している。更にシンプルな画面構成にするのに架線ポールを「重ねる」ことも有効だ。こういうアイデアは現場ならでは隠し技。頼りになるのはガイドではなく自分の感性だ。
内房線でみる門デフのC57は新鮮だった。
(カメラ CANON EOS-1V HS、フィルム フジクローム RVP)

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