かつてJR東日本 高崎支社に在籍していたお座敷客車「くつろぎ」、「やすらぎ」。その引退に際して、イベント運転ではあるがD51とペアを組んだ事があった。D51のホームグラウンドでもある上越線でのメモリアル運転、去り行くお座敷客車へ良きはなむけだったように思う。振り返って見ると「くつろぎ」、「やすらぎ」が引退した2000年前後はジョイフルトレインの転換期だった。団体旅行の需要が「お座敷」世代、「欧風」世代と続いた後、利用層の中心が団塊の世代にかかってきた2000年以降は鉄道旅行にも「快適さ+付加価値」が求められてきた。その結果が現在の観光列車ブームに繋がっている中、旧世代の団体旅行の花形もひっそりと役目を終えようとしている。今回はそのような惜別の想いを込めた作品でもある。
上越線 津久田付近を行く「くつろぎ」。廃車後は一部が碓氷鉄道文化むらに保存されている。 (カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) |
「やすらぎ」、展望スペースがある白い車体が特徴だった。 |
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