2016年11月15日火曜日

繋ぎに徹した新幹線リレー号

 1982年(昭和57年)の11月15日は上越新幹線の開業日。同年6月に先行開業していた東北新幹線共々、大宮発着の暫定開業であったため大宮と上野を結ぶ「新幹線連絡専用」列車として運行されたのが新幹線リレー号。 国鉄としても当時最新鋭の185系電車を投入し、上野、大宮両駅では発着ホームを限定するなど新幹線利用客専用らしい配慮がなされていた。   
 心無いファンからは、「新幹線によって廃止された在来線特急の敵」として八つ当たりされていたリレー号だったが、1985年の上野開業までの間、東北、上越新幹線アクセスに徹した功績は大きかった。
 振り返ってみると、1982年は鉄道にとって良くも悪くも激動の年だった。新幹線リレー号は、この年を語るには欠かせない存在だと思うのは私だけではない。それ程、異色の列車だった。
リレー号用の185系電車は今も特急「踊り子」や波動輸送で見ることができる。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RFP)
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