2016年11月28日月曜日

マルチプルタイタンパ-

 先日開催された「マリフェス2016」でコアなファンを集めていたのがマルタイ、正式名称マルチプルタイタンパーの実演で、防音カバーを外し駆動する爪の部分が見れるようになっていた。このマシンの用途は砂利が敷かれているバラスト軌道の保線用で、列車走行によって生じるレールの歪みを修正するためバラストを突き固めるもの。人力ではツルハシ等を用いた人海戦術で行っていた作業を大幅に改善しており、説明文によると一晩で1キロのメンテが可能という事だ。保線作業は終電から始発までの限られた時間内での作業となるので、まず一般の人の目に留まることはない。その実演が見られるというのは、縁の下ならぬ「線路下の力持ち」にも脚光をあてた展示として有意義な事だ。
この東鉄工業のマルタイはNゲージで製品化されている。 

カバーを外した駆動部、ミリ単位で線路を持ち上げ「爪」で突き固める。
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