2016年10月25日火曜日

自然に同化する色

 このブロクでも何度か紹介しているオレンジと緑の「湘南色」、四季折々の中で一際映える季節は紅葉の時期だろう。今回の一枚は民営化後の秋に碓氷峠を行く普通列車を撮影したものだが、伝統の湘南色は自然に優しかったことが印象に残っている。
 振り返ると信越本線にとって湘南色は碓氷線が粘着運転に切り替えられて以降、80系、165系、169系に施された伝統色だったが、169系の計画時では「スカ色」を長野鉄道管理局は希望したという。仮に実現していれば「白砂青松を表現した」電車が軽井沢への足になっていたのかもしれない。そう想像してみるのも面白そうだ。
車窓から紅葉を堪能できたのは、アプト式の旧線を転用した下り線だった。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)

  

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