2016年10月7日金曜日

北関東に根付いた107系電車

 民営化直後1988~91年にかけて製造されたJR東日本107系電車は、1M方式の採用により最短二両編成からの運用を可能とした地方路線の向けの車両。新造車ながら自社工場で製造し、主要機器には急行形165系の廃車発生品を再用するなど製造コストの低減策が図られた仕様は、民営化直後の手堅さが感じられたものだ。 小山、高崎をベースに運用され栃木、群馬地区ではお馴染みの車両だったが、新車ながらも車内はロングシートだったことで「鉄道旅」人からは敬遠されていたのは皮肉だった。その107系だが後継車への置き換えにより、いよいよ先が見えてきた。国鉄を感じさせる車両がまた消えていく。 
耳を澄ませば、懐かしい上越急行の音がする107系。
(カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP)
 

107系の特徴、下降式の窓と165系譲りの分散型クーラー。
【スポンサーリンク】

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ