車号の111は、100番台の11番目。111両製造された訳ではない。 (カメラ CANON T90、フィルム フジクローム RVP) |
人に名前があるように、鉄道車両は形式と車号で管理されているのは言うまでもないことだが、時にはナンバーマニアが喜びそうな車両にも遭遇することがある。 かつて、総武快速、横須賀線で使用されていた113系電車にはクハ111-1111という「イチ並び」車両が在籍していた。国鉄時代は一部のナンバーマニアが知る程度の存在だったのが、平成になり年号と日付けでのソロ目が話題になったときに俄かに注目され、平成11年11月11日にはこの車両を目玉とした「イベント列車」が運行されたこともあった。
形式は一定の規則性によって定められるので、ゴロの良い形式と車号が重なることは偶然性に委ねられることが多い。前述の「イチ並び」も形式が「111」であるなかで1000番台という区分で製造された111番目の車両だから成し得たもの。大量増備の産物で決して「ウケ」で附番された訳ではない。 現在は同一形式でも番号区分が細分化され、ゾロ目が揃うのは難しくなっているようだ。 そんな中、次の注目されるイチ並び」はキハ111-111。現在、小海線で活躍中だ。
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