2015年9月26日土曜日

成田空港アクセス特急 253系


253系は横浜支社初配属の特急車両でもあった。
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)
1991年 成田空港へのアクセス列車として登場した「成田エクスプレス」は、東京のみでなく横浜、新宿、渋谷といった地区からのアクセスを重視したコンセプトで誕生した。 特に千葉駅を通過する運行形態は物議を醸したが、現在も早朝、深夜を除き千葉通過は継続されている。
 専用車両253系は3両を基本編成とし、内1両がグリーン車でレイアウトはエグゼクティブクラス、ファーストクラス乗客向けに四人用個室と一人席を備えた開放室で構成され、普通車もフランス製の固定式クロスシートの採用など他の特急車両とは一線を画した仕様での登場だった。
 その後基本編成は、利用客の増加に合わせ6両に増強され、総武本線を2編成併結した12両編成で空港を目指す姿も日常的になっていった。
 だが、経年により後継のE259系に置き換えられた後は、空港アクセスに特化した仕様が一般特急にはそぐわないこともあり、一部が長野電鉄とメカ更新のうえ東武日光、鬼怒川向け特急へ転用された以外は早々に廃車となっている。 この電車は、本来の目的「空港アクセス」を全うした短き生涯だったといえそうだ。  
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