2015年2月28日土曜日

さよなら列車を撮る



さよなら列車は、編成がわかるように撮りたいもの。(カメラ CANON EOS7D)
 2月28日AMの京成本線沿線には、多くの撮影ギャラリーで溢れた。理由は、この電車の「さよなら運転」。車内の吊り広告でもPRしてたこともあり、認知度も高かったようで駅のホーム先端には多くの「撮り鉄」さんが待ち構えていた。撮るイメージは正面を強調し、側面は申し訳程度にしか写らない構図。だが車両は正面と側面では側面の割合が多い。撮影テーマの制約がなければ「列車」の写真は、正面と側面のバランスを意識した構図であるべきと考えている。「かっこよく走る」写真は、スマートな構図で撮りたいものだ。
正面を強調した都営5000系のさよなら列車。これは「列車写真」とは言い難い。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)

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2015年2月27日金曜日

春の色



梅を活かすためには、電車は「通さない」こと。脇役は主役を喰ってはいけない。
(カメラ CANON EOS-1V HS、フィルム フジクロームRVP) 
 数年前までは、3月上旬の一日は高尾梅林を訪れていた。高尾以西は列車本数も少なくなるが、色とりどりの梅と列車をどう絡めるかを考えての「早朝」ロケハンは楽しいもの。だが、ネックもある。この周囲の山は杉が多く、気温が上がり風が吹くと「黄色い花粉」が舞う光景が目の前で繰り広げられる。花粉症には大変な環境なのだ
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2015年2月26日木曜日

トレインビュー



夜汽車よ永遠に。
(カメラ CANON EOS7D、レンズ 70~200ミリ+エクステンダー×1.4)
 ここ数年の間に「鉄道が見える部屋」のあるホテル、旅館が話題になっているが、思いもよらぬところで「トレインビュー」ができることもある。写真は弘前駅を発車する上野行き「あけぼの」だが、宿泊したホテルの窓越しから撮影した。暗所に強いデジタルカメラの特性もあるが、夜汽車の雰囲気が残せた1枚となった。  

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2015年2月25日水曜日

河津町の河津桜



背景の電車は派手でない方が良い。色の組み合わせには配慮したい。
(カメラ CANON EOS RT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
 伊豆 河津町では「河津桜まつり」が3月10日まで開催中。河津川岸をピンクに彩る桜並木は見事なものだ。ところが桜と鉄道を絡めようとすると、ちょっと頭を捻ることになる。 撮影ポイントは限られるため、桜並木と絡めるのは難しいが色彩の雰囲気だけは残せたようだ。
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2015年2月24日火曜日

上野東京ライン


新しくとも歴史ある「上野東京ライン」。上野と東京を直通する幹線のメリットは大きい。
(カメラ CANON EOS7D)
 3月に開業する「上野東京ライン」だが、正式には「東北本線」になる。昔からのファンには「回送線」として知られていたが、東北新幹線建設によって閉鎖されたのが1974年頃なので回送線の存在を知らない世代が多いのも仕方がないこと。関心のある方は「鉄道ファン」誌1970年代以降のバックナンバーで守田久盛氏の「東京付近国鉄路線の変遷について」の連載記事を調べられると良いだろう。 
 ところで、上野東京ラインのPRの一つが常磐線の品川発着。古く昭和11年3月鉄道省東京改良事務所策定の「品川客車操車場計画ニ関スル調書」に「東北・常磐線の近距離列車は、将来始発駅を東京または品川とすることが考えられる。」と記されていたそうだ。その前提は回送線利用であり、「上野東京ライン」のルーツでもある。驚くべきことは、東北新幹線「計画」時で、既に急勾配を含む「上野東京ライン」の線形は設計されていたこと。 当初、東北新幹線盛岡開業は1976年だったが、東京開業は1991年にまでずれ込んだ。回送線復活に関しては更に2015年まで、と長い年月を要したが計画策定に携わった方々の先見性には敬意を表したい。 ただ、唯一の誤算は、この計画の主役である東海道、東北新幹線が東京駅で繋がっていないことだろう。 

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2015年2月23日月曜日

梅、桃、桜

誰もが写真を撮りたくなる駅かもしれない。(カメラ CANON EOS7D)
わたらせ渓谷鉄道、神戸(ごうと)駅の4月は花の祭典になる。沿線は風光明媚な景色が続くがこの色彩には圧倒された。時期的には真岡鉄道の桜と重なるため、どちらへ行くか迷う時期でもあるが北関東の春を楽しみながら一日を過ごしたいもの。帰りには水沼駅温泉センターで汗を流すのが定番コースだ。

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2015年2月22日日曜日

心強い機材


カメラのポテンシャルは、カタログスペックだけでは評価できない。
造りの良し悪しは、使用してみてわかることもある。(カメラ CANON EOS7D)
 鉄道撮影はカメラ機材にとっては厳しい使用環境でもある。雨風雪は勿論のこと気温変化の影響も受ける中で、我々が求めるのはそういう状況下でもトラブルなく動く機材であること。
 フィルム時代、最も頼りになったカメラはCANON NewF-1だったが、現在使用しているデジタルカメラCANON EOS7Dも氷点下20℃の酷寒地でバッテリー保温対策することなく正確に作動した。これには驚くと同時に安心感をも与えてくれた。 安心できる機材は、とても心強い。   
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2015年2月21日土曜日

春が似合う「ひたち」

上野東京ライン開業により品川まで乗り入れる「ひたち」、「ときわ」。
(カメラ CANON EOS7D)
 水戸の偕楽園では梅が咲き始めたというニュースを聞くといよいよ春近しを感じる。 偕楽園では梅と常磐線特急を絡めた写真を撮りたいもの。この特急の車体は、白にうっすらとピンク色が入っているのが特徴。晴天の「ときわ」路には映える「ひたち」でもある。 

フレッシュひたちに活躍したE653系は全5色の色分けがあった。
地元のカメラマン曰く「偕楽園では赤が一番人気」だったそうだ。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDPⅢ)




偕楽園の梅まつりは3月末まで。早咲き桜とコラボするだろうか。















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2015年2月20日金曜日

地吹雪の洗礼



風雪に耐える蒸気機関車は美しい。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 運転日が限定される蒸気機関車の撮影は晴ればかりでなく、冬は「荒れる」ことも珍しくない。降雪中に「広く撮る」と風景に雪のベールをかけた感じになるが、それに風が加わると意外性が出てくる。この日は列車が来る直前までクルマに避難している程の強風だったが、機関車はイメージ通りに表現できた。こういう場面ではカメラは三脚に固定するのではなく、手持ちで機動性を優先する撮り方が良い結果になる。
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2015年2月19日木曜日

鉄道スナップ写真



東京駅の5,6番線にある柱は趣がある。
 「車両だけを撮る」から離れスナップ写真的に鉄道を見ると、魅力ある被写体が多いことがわかる。自然の一部であり生活の一部であることが見えてくるからだ。個人を撮る場合は配慮しなければいけないが、切り取り方によっては良い雰囲気になることもある。カメラ片手のお散歩写真は肩の力を抜いて撮りたいもの。 
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2015年2月18日水曜日

雪を蹴散らす




電化区間の磐越西線を行くD51。温泉共々、食も楽しみたい。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 蒸気機関車が雪景色に映えるのは今も昔も変わらない。やはりD51には雪中運行が似合うことを実感する。  

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2015年2月17日火曜日

北陸新幹線を走った200系。




車両基地に向けて長野駅を出発する「緑の新幹線」。
線路は1997年に長野を経て、2015年に金沢まで到達した。
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RDPⅡ)
 200系電車が北陸新幹線を走ったのは1998長野五輪開催期間。12両編成を活かしてオリンピック観客輸送に充当された。数日間の足跡だったが、緑の新幹線は長野まで到達していた。 
軽井沢を行く臨時の「あさま」。この運行のため専用編成が準備された。
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2015年2月16日月曜日

国鉄車両の世代交代



雪晴れの中を行く「あいづ」。伝統の特急色も画像に残るだけになりそうだ。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP)
 「特急色」と称されるクリームと赤の塗装は、昭和33年特急「こだま」から続いている伝統色だが、それを纏う車両の定期運行は「踊り子」号用の1編成を除いて3月のダイヤ改正で終了する。 理由は「車両の老朽化」といわれているが、経年劣化とは別にアスベスト問題がある。「断熱材の雄」とも称されたアスベストは国鉄車両にも当然のように使用されていた。アスベスト規制下で、現在の流れとしては、国鉄時代の車両は順次第一線から退かせ必要に応じて後継車に置き換えること。時代の流れとはいえ見慣れた色彩の車両が消えるのには寂しさを感じる。とはいえ、21世紀の今、魅力ある車両の登場には期待したいものだ。
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2015年2月15日日曜日

イベント列車の在り様


碓氷線廃線後、上越線を走ったEF62重連「イベント列車」。
ユニークな列車であるがゆえファンのマナーが問われる。
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)
  現在のブーム化している鉄道趣味の中で、壊滅状態となったのは趣味団体主催の「イベント列車」。かつてイベント列車運行には好意的なJR支社もあったが、現在では行過ぎた「撮り鉄」が多く集まる「特別列車」運行は安全面確保の問題から「慎重」になっている。過去にはホーム上に殺到した撮影マニアに対して、列車運転の安全確保のため停車中の機関車の前扉を開けた事例もあった程、関係はギクシャクした。昨年、都下でD51が運転された際の警備体制を見ると、今はイベント列車を走らせれば良いという範疇でないことがわかる。皮肉だが、今後のイベント列車運行は「撮り鉄」がポイントになるようだ。       

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2015年2月14日土曜日

チョコレート色の旧型国電




青梅線を行くクモハ40。 運行停止は、ブレーキ保安設備の関係から。
(カメラ CANON NewF-1、レンズ 300ミリF2.8L、フィルム フジクローム RVP)
 「旧型国電」と称されていた国鉄電車は、吊り掛けモーターを装備していた系列を指す。写真のクモハ40形電車の製造は戦前。廃車から車籍復活の後JR東日本に継承され、首都圏各地のイベント用に活用された。現在は第一線を退き、鉄道博物館と青梅鉄道公園に保存されている。
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2015年2月13日金曜日

さよなら京成3300系。


新「旧々」の京成カラーの競演。青春の電車、さようなら。
(カメラ CANON EOS7D)

 私事であるが、高校3年間は京成、新京成で通学していた「京成グループ」クローズ期間だった。その当時、京成の中枢だった3000系最後の鋼製電車3300形が今月末で「さよなら運転」を迎える。冷房化や前面の改造、塗装変更など変化はあったが製造開始から45年が経過したという。人間でいえば大往生に近い「車生」だが、「京成らしさ」が消えるのは寂しさを感じる。ところが当時「冷房車」として異色の存在だったステンレスの3500形には、帯色は変われど原形を保っているグループが残っている。まだ、あの京成電車通学三年間のノスタルジィーは継続中だ。


原形を保つ3500形、4両編成の金町線は聖域か。
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2015年2月12日木曜日

コテコテのアキバ。


秋葉原は総武線沿線で最も高い位置にある駅。
(カメラ CANON EOS RT、フィルム フジクローム RDPⅡ)
 10年一昔という物差しで見れば、二昔近くなる秋葉原のスナップ。この当時は市場移転が進み再開発前の「凪」の時期。空地になった広場ではバスケットボールに興じる若者がいるという、「アキバらしい」光景だった。再開発された現在の「アキバ」というと電気街のみならずITビルやAKBの街といった「小ぎれいなAKIBA」に変貌しているが、何かしっくりこない。ここはコテコテの看板が似合う街と考えているのは私だけではないだろう。
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2015年2月11日水曜日

梅の季節



構図には配色のバランスも考慮する。派手な色は極力避けたい。
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)
 いよいよ地元では梅が咲き始めた。寒いながらも春に向かって季節は進んでいることを実感する。今回の写真は自宅近所にあった白梅と電車を絡めるポイントだが、現在は樹が伐採され住宅に変貌してしまっている。花絡みの景観は、翌年も見られるとは限らない。撮るなら何時か・・・「今でしょ!」なのだ。
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御茶ノ水の河津桜



樹の背後には黄色の総武線が良いようだ。(カメラ RICOH GRデジタルⅡ)
御茶ノ水と水道橋の間に河津桜が数本植わっている。今年の見頃はいつだろうか。

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2015年2月9日月曜日

「重量半分、価格半分、寿命半分」電車



京浜東北線の209系は更新改造を受けた電動車中心に房総各線で活躍中。
(カメラ CANON EOS-1VHS、フィルム フジクローム RVP)
 JR東日本が国鉄時代とは異なる考え方で開発製造した新系列電車209系。そのコンセプトが「重量半分、価格半分、寿命半分」だった。このコンセプト故、「使い捨て、走るんです」と陰口もあったが、簡単に言うと「民間企業」の考えが基本となっている。特に「寿命半分」は減価償却期間13年と言えば判りやすい。合わせて電機機器の更新時期とも合致する。償却が終わって廃車するのも良し、機器を更新して使い続けるのも良しという割り切り方でもある。ちなみに京浜東北線の209系は電機機器更新と車内設備改造の上、房総各線で使用されている。決して短命ではないのだ。
 

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2015年2月8日日曜日

早朝に惹かれる。




早朝の空気が列車を活かしてくれる。
(カメラ CANON EOS-1NRS、フィルム フジクローム RVP)
 朝夕はドラマテックな写真が撮れる時間帯と言われている。特に朝は魅力的。冬は寒さ厳しいが夏は涼しく、清々しい空気は一日が始まると言う期待感を持たせてくれる。その空気感との出会いのため、陽が昇る前に行動開始するようなもの。早起きは「三本の得」とは言い得て妙なのだ。 
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2015年2月7日土曜日

臨時「北斗星」への期待。




次世代の寝台車「夢空間」や個室寝台車を連結した「北海道クルージング列車」。
臨時北斗星には「サプライズ」を期待したいもの。
(カメラ CANON EOS-1N RS、フィルム フジクローム RVP)
 来る3月のダイヤ改正で定期運行が廃止される「北斗星」だが、8月までは臨時列車として「カシオペア」と同じダイヤで隔日に運行される。 編成は発表されてはいないが、「カシオペア」と同じ12両で隔日運転であればJR東日本の車両だけで運行できる。それならブルートレイン「北斗星」の最後を飾るにあたって、自慢の「個室車両」をズラリと連結した編成はどうだろうと考えてみた。A個室「ロイヤル」を備えた車両は8両、二人用A寝台個室「ツインデラックス」は4両在籍している。これらから8両、他に電源車、食堂車、ロビーカー、緩急車を繋げば12両になる・・・とは戯言だろうか。 
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2015年2月6日金曜日

幸せなC1266。


日本で有火状態で運転されているC12は真岡鉄道のみ。
(カメラ CANON EOS7D、レンズ NewFD500ミリF4.5L+FD-EFコンバーター)
 最近、C12の話題が活発だ。大井川鉄道では「骸」状態だった部品確保用の208号機が「機関車トーマス」のパーシーに改装されて千頭に展示される予定であるとか、若桜鉄道では167号機が、4月に圧縮空気利用で閉鎖された本線での「社会実験」走行を行うことがリリースされている。いずれも「廃車」機関車の活用ではあるが、何か侘しさが漂うのは私だけだろうか。これら2両に比べ、本来の「蒸気」機関車として活用されている真岡鉄道の66号機は幸せである。
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2015年2月5日木曜日

初雪の朝




轍、人、電車が織り成す静と動の時間。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RDPⅡ)
 金曜の夜更けから降った雪は、その年の初雪だった。 底冷えとなった翌朝は、轍のある街景色に変っていた。 今夜も雪になると言う、明日はどのような景色になるだろうか。
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2015年2月4日水曜日

音を観る、姿を聴く。

長年、鉄道写真を撮っていると踏切音が早目に聞こえてくるようだ。鉄道耳とでも言えばいいのか一時的に集中力が高まることで「聞こえてくる」のかもしれない。これはジャンルは異なるが「鳥」専門カメラマンが遠方にいる鳥を判別することと似ている。鉄道の撮影は、列車が通過する一瞬で終わる。その前の待ち時間と比べると、実にあっけないものだ。その待ち時間に何をしているかというと「クルマに篭る」だけでなく、周囲を眺めながら、いろいろな「発見」探しをする。こうして養われた視点は、次の作品創りに繋がっていく。    


凍てつくシラルトロ沼を行く「冬の湿原号」。ここには「音」はない。
(カメラ CANON EOS7D)
 

列車待ち時間での思いがけない遭遇、オジロワシとオオワシ。


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2015年2月3日火曜日

明るいことは良いことだ。


この2枚は、千代田線 国会議事堂前駅で上が東京メトロ、下が営団地下鉄時代。一見すると大差ないように見えるが、東京メトロの今はLED照明によりホーム上が明るくなっている。地下鉄=暗いイメージがあったが、良く見てみると照明に関してはホームや改札、通路、トイレに至るまでLED化によって明るくなっていることがわかる。鉄道はサービス業ではないが、公共交通のあり方としては喜ばしいことだ。

2015年。ホームの白線位置が後方に移っていることがわかる。

こちらは1984年。この電車の放熱に悩まされた経験も今は昔。
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2015年2月2日月曜日

吹きっさらしの仕事場


Cabといわれる蒸気機関車の運転席。厳しい環境でもある。
(カメラ CANON NewF-1、レンズ フジクローム RDP)
 蒸気機関車の「運転席」は開放的。寒冷地用に運転席を密閉式へ改造した機関車もあるが、炭水車側から容赦なく風が吹き込む開放状態であることには変わりなかった。特に運転中に石炭をボイラーに投入する機関助士は、このような環境下での立作業となる。一方、機関士は長いボイラーに視野を妨げられる中での運転。これが日常だった蒸気機関車の「運転席」は、プロフェッショナルな聖域そのものだった。
冬は寒く、夏は暑い、これが蒸気機関車の運転席。
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2015年2月1日日曜日

旅写真の落とし穴。


景色は刻々と変化する。陽が昇ると淡雪は溶けてしまった。
(カメラ CANON NewF-1、フィルム フジクローム RVP) 
 旅写真で留意すべきポイントは、訪問先地域の特性と生活の薫りとのバランスで、この両者を意識していないと、前者に偏ってしまいがちになる。 とはいえ、雲ひとつない冬晴れの名山を前にすると、「かっこよく」表現したくなるのも事実。この時は、軽快に走り抜ける電車を絡めての「記念写真」となった。   
地の食べ物は、土産話になる。ここでは左上の「薄皮饅頭のてんぷら」。これは福島ならでは。
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