2015年2月2日月曜日

吹きっさらしの仕事場


Cabといわれる蒸気機関車の運転席。厳しい環境でもある。
(カメラ CANON NewF-1、レンズ フジクローム RDP)
 蒸気機関車の「運転席」は開放的。寒冷地用に運転席を密閉式へ改造した機関車もあるが、炭水車側から容赦なく風が吹き込む開放状態であることには変わりなかった。特に運転中に石炭をボイラーに投入する機関助士は、このような環境下での立作業となる。一方、機関士は長いボイラーに視野を妨げられる中での運転。これが日常だった蒸気機関車の「運転席」は、プロフェッショナルな聖域そのものだった。
冬は寒く、夏は暑い、これが蒸気機関車の運転席。
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