2021年3月31日水曜日

オフピーク

 ホームからの階段を上ると駅前ロータリーに植えられた桜が飛び込んできた。活き活きした感じは半逆光の時間帯が成せる技だが、振り返ると今までこの時間帯に下車したことがなかったことに気がついた。この樹は季節の歩みと共にまもなく葉桜、そして新緑へと変わっていく。その時どのような発見があるのだろう。オフピークにこそ楽しみはあるものだ。
オフピークはコロナ下のトレンド?
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2021年3月27日土曜日

よりみち

病院からの帰路、暖かさに誘われて「道を外れて」みると見頃を迎えたソメイヨシノが飛び込んできた。2年ぶりに訪れたポイントは今年の年賀状(https://gazosousakunin.blogspot.com/2021/01/3.html)と同じだが、菜の花に変わりニューカラーの「流星」号が彩りを添えていた。 昨年は緊急事態宣言下で撮れなかった春の光景。こういう「よりみち」は気持ちを癒してくれる。
「春の彩り」







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2021年3月21日日曜日

颯爽たる異端車

 国鉄には鉄道管理局を地方単位で総括した本社直轄の機関として総局が設けられていた。その中の四国総局は昭和55年 自動車との競争力格差が拡大する一方の都市間輸送の中心である急行列車へのテコ入れとして、キロ28形グリーン車を普通車指定席に格下げする施策をとった。写真の車両がその元グリーン車のキハ28 5000番台。車内はグリーン車時代そのままだったので「お得感」あるサービスだったが、その認知はファンを除くと四国内に留まっていた。瀬戸大橋線開業を前に情勢は「特急格上げ」に大きく舵をきっており、急行運用から外れては転用されることなく平成2年までに廃車となっている。
グリーン車のあり方を問題提起したキハ285000番台

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2021年3月20日土曜日

夜桜見物電車

 新京成のリリースによると、今月24~30日にかけてくぬぎ山~元山間の陸上自衛隊松戸駐屯地内の桜並木のライトアップがなされるという。このライトアップは駐屯地の協力の下、今年で10回目を数える恒例行事となっている。今年は駐屯地内に立ち入れないが、新型コロナウイルス下での「夜桜見物」は窓の大きい電車内から眺めるのがよさそうだ。  






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2021年3月16日火曜日

気が早いが

桜の開花宣言がなされても今ひとつ実感がないのは、今年も「三月らしい」空気感が感じられないことがある。芽吹きの季節にもかかわらず香りが希薄なのだ。自分の中で本当の緊急事態宣言の解除は空気感が戻ってくるかではないかと考えている。満開になるまでまだ時間はある。今回の上長瀞での見頃は、都心部より7日遅れが経験からのデータ。さて今年はどうなるか。それも楽しみだ。   
シゴハチ 快走

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2021年3月15日月曜日

春の光

駅に向かう途中、地元の中学生の声が聞こえてきた「明日、卒業だね・・・」、更にホームに差し込む光にも春の気配が。そうか、今はそういう時期なのか。この日東京で桜の開花が宣言された。
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2021年3月14日日曜日

空虚な時

13日のダイヤ改正で常磐緩行線の我孫子~取手間での土日運転が中止された。元来、朝夕中心の運行だったこともあり実感は薄いかもしれないが、行先表示が消えた光景を目の当りに すると事の重大さに気がつく。「電車が来ない」ホームは役目を終えたかのようにも見えてしまう。「土日に限り」のフレーズはイベントだけであってほしいものだ。 





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2021年3月13日土曜日

押し寄せる世代交代の波

JR貨物のDD51形ディーゼル機関車の定期運用が12日に終了した。TVニュースで映された引退セレモニーの機関車は1801号機。この機関車平成27(2015)年、大宮で最終全検明けを記録したことがあり感慨深かったがDD51形としてはJR東日本、西日本に在籍しているので形式消滅ではないが、両社共後継車不在のため残っている意味合いが強い。JR貨物ではDD51の後継機として「レッドベア」DF200形が活躍している中、ファンの間では官報に「ポストDF200」をうかがわせる記載があったことが話題になっている。さてどうなるか。JR貨物の機関車の世代交代は暫く続きそうだ。 
さようなら、JR貨物のDD51





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2021年3月12日金曜日

ひっそりと「有明」

13日のダイヤ改正でJR九州の「有明」が廃止される。国鉄時代から鹿児島本線特急として最盛期は32往復を誇ったが、現在は博多~大牟田間1往復のみに縮小化した。九州新幹線の影響を受けた列車のひとつで「まだ運転されていたのか」が実感だ。最後を飾るのは平成4(1992)年「有明」から一本立ちした「つばめ」用に製造された787系というのも何かの縁か。昭和42(1967)年からの「有明」の歴史は今日終焉を迎える。 





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2021年3月10日水曜日

50.3 大トレード

昭和50年3月10日は山陽新幹線博多開業の日。前日までの山陽特急時代に代わり、対九州へは新幹線から接続する特急網が構成された。その主役でもある昼行用485系は新幹線開業前は大阪局の向日町運転所に407両(11両×37編成)配置されていたが、「有明」「にちりん」用に鹿児島へ154両(14編成)「にちりん」用に南福岡に66両(6編成)が転出、その代わりとして南福岡から向日町へ583系254両が転入、同区は対九州夜行特急&北陸特急の車両基地として様相が一変した。更に向日町から品川へは「はやぶさ」「富士」「出雲」置き換え用として24系24形全車が転属。後のブルトレブームはこの日から始まった。
581、583系は南福岡→向日町

          

481、485系は向日町→鹿児島、南福岡

24系24形は向日町→品川






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2021年3月8日月曜日

ATO(自動列車運転装置)

13日のJRダイヤ改正の隠れた目玉が常磐緩行線での自動運転。JR東日本2019年10月8日付PRのとおり2020年度内、綾瀬~取手間の地上区間でのATO導入は運転士が乗車する有人タイプ。ATOは既設のATCの許容範囲内で動作させる。常磐緩行線が選ばれた背景には踏切がなく列車ダイヤが各駅停車のみだったこと、E233系2000番台と小田急4000系の兄弟車両による車両更新がなされていたことがある。JRのドライバーレス運転はここからはじまる。
ホームドアに先駆けて自動運転が導入される「常磐緩行線」

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2021年3月7日日曜日

房総に似合う色

千葉に似合った113系。

房総地区からスカ色の113系が消えたのが平成23(2011)年。今でもJR千葉駅で待っていると、どこからか入線してくるのではないかと錯覚してしまう程記憶に残っているラインカラーに対し、民営化後に脱国鉄を狙って登場したニューカラーがいまひとつ落ちつかないのはなぜだろう。それは色使いにあるのではないか。三色以上を配したカラーリングで好感がもてるのは「東北地域色」他数例しかない。バランスがとれていない例が多いと思うのは私だけだろうか。その中、房総にニューフェイスE131系がデビューする。カラーリングの是非に注目したいところだ。





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2021年3月6日土曜日

「347M」のメモリー

新型コロナウイルス感染症の陰でひっそり消えていった「ムーンライトながら」のルーツは東海道線を全線走破した夜行普通143列車。その後、急行「東海」用153系電車によって143Mへ電車化された際、運転区間が東京~大垣間に改められたのは同編成が大垣電車区所属だったため車両を入出区させる役割も担っていたことによるものだ。その大垣夜行が注目されたのは昭和40年代、リクライニングシート+冷房完備の急行グリーン車に普通列車用グリーン料金で乗車できた事。当時急行の普通車はボックスシート+非冷房が主流だった時代、後の青春18きっぷユーザーを除く「大垣夜行」乗客はグリーン車から列をなすのが日常の光景になっていった。「大垣夜行」は世代を超えた共通話題。皆さんの想い出は列車番号143M、347M、345M、375Mのいずれの時代に残っているだろうか。    
国鉄急行はグリーン車と普通車の差が大きい「格差」列車の側面があった。

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2021年3月5日金曜日

185系C編成

13日ダイヤ改正で定期運用から外れるJR東日本185系は基本編成10両がA、7両がB、付属編成5両がCで管理されている。伊豆箱根鉄道乗り入れの修善寺行にはC編成6本が充当されており今回のクハ185-104もその一両。このC編成には7両のみ製造のサハ185形も組み込まれているがダイヤ改正後の去就が気になるところ。廃車か、新天地に活路を見出すのか・・・いずれにしろマニアが殺到する光景を見るのだけは勘弁願いたいものだ。
オーシャンビュー



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2021年3月4日木曜日

時期外れのデコレーション。

一都三県の緊急事態宣言解除が2週間延長されそうだという。店が「20:00」閉店になることで灯りが消えた街は「昭和の夜」に戻ったかのようだ。その中で一見時期外れに見えるデコレーションも不思議と安心感を与えてくれる。長い夜はまだ続きそうだ。  
何気なさ。

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2021年3月3日水曜日

ハイキング急行

「奥武蔵」は1969年秩父線開業に際して登場した。
秩父が身近になったのは西武ルートが充実してからのように思う。特に昭和63年に登場したライオンズカラーのクロスシート車4000系による快速急行は特急「レッドアロー」に伍して秩父路への足となった。今回の作品は101系による快速急行、往年のハイキング急行の流れを汲む「奥武蔵」のヘッドマークが掲出されたが当時、ロングシートの快速急行は「ハズレ」だった。その後、地下鉄乗り入れによって役目が変わった西武池袋線「快速急行」での4000系運用は縮小が続き、現在は飯能からの西武秩父線内の運用に留まっている。           





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2021年3月2日火曜日

トキ鉄に移籍する413系

今月に入って第三セクターえちごトキめき鉄道にJR西日本から413系が譲渡されること が話題になっている。北陸新幹線開業によって同じく第三セクターになったあいの風とやま鉄道に続く413系の導入は新たな観光列車へ改造されるそうだが、交直流車のメリットを活かした運用が期待される。この413系、昭和61年に急行形471、473系の車体更新改造車として誕生、電装機器、台車、冷房装置等は再用されたが車体は新造、近郊形として生まれ変わった国鉄形車両。令和時代に導入される昭和の「ニューフェイス」の活躍を願うのみだ。 
交直流車両というのが長寿の秘訣







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2021年3月1日月曜日

点と線

 かつて東京駅には英語表示の発車時刻が掲げられていた。始発から終電まで一読できるのは「線」的な発想。それに対して現在のLED表示による発車時刻は「点」。どちらが良いかどうかは一概に言えないが、同様のあり方は紙と電子版の棲み分けがなされている新聞にも似ている。ともにキモは「ナナメ読み」。ターミナル駅には「線」があっても悪くない。   
東京駅9、10番線は長距離列車の発着ホームだった。
          





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