国鉄には鉄道管理局を地方単位で総括した本社直轄の機関として総局が設けられていた。その中の四国総局は昭和55年 自動車との競争力格差が拡大する一方の都市間輸送の中心である急行列車へのテコ入れとして、キロ28形グリーン車を普通車指定席に格下げする施策をとった。写真の車両がその元グリーン車のキハ28 5000番台。車内はグリーン車時代そのままだったので「お得感」あるサービスだったが、その認知はファンを除くと四国内に留まっていた。瀬戸大橋線開業を前に情勢は「特急格上げ」に大きく舵をきっており、急行運用から外れては転用されることなく平成2年までに廃車となっている。
グリーン車のあり方を問題提起したキハ285000番台 |
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