2020年5月30日土曜日

折衷仕様

JR武蔵野線で最後の活躍をしている205系の電動車は5000番台。オリジナルの直流直巻モーター&界磁添加励磁制御を交流誘導モーター&VVVFインバータ制御に換装したいわば205系と209系の折衷的存在で、そのパイオニアは既にインドネシア転用で廃車になっている5001、5002のユニット。2002年日韓W杯開催に合わせ増備された成田エクスプレス用253系200番台に直流直巻モーター&界磁添加励磁制御装置を拠出するため改造されたことが切っ掛けとなって以後武蔵野線へ投入される205系の基本仕様となった。改造は72ユニットに及びそれによって同線で必要な1編成あたりの電動車数を6両から4両に削減できたことは大きな功績。それは後継のE231系にも活かされている。 
     今年度中に撤退する205系5000番台は全車インドネシアに転用される。

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