営団地下鉄日比谷線の初代車両3000系は昭和36(1961)年から10年に渡って305両製造されたロングセラー。ニックネームの「マッコウクジラ」は、前面「おでこ」部分がマッコウクジラに類似していることに由来している。3000系の特徴でもあるステンレス車体は、骨組みが鋼製で外板だけがステンレスというセミステンレス仕様だが世間的に「銀色の日比谷線」は広く定着し、後に設定された日比谷線のラインカラーにはステンレスのグレーが採用されている。
日比谷線で平成6(1994)年まで活躍した3000系の一部は長野電鉄に転じ現在に至っているが、令和4(2022)年をメドに日比谷線二代目車両のメトロ03系に置き換えられるという。その中でトップナンバー3001、3002号車は平成19(2007)年東京へ里帰り。復元ののち動態保存されることになったのは嬉しいこと。後世に「マッコウクジラ」を残す東京メトロの英断に拍手を贈りたい。
コルゲートが印象的な3000系、北は東武動物公園、南は菊名までの広域で運用された。 |
保存されるマッコウクジラ |
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