2019年12月29日日曜日

汎用気動車キハ66系

昭和49年(1974年)に北九州、筑豊地区へ投入されたキハ66系は、翌年に博多開業を控えた山陽新幹線接続を意識した意欲的なアコモデーションで注目された。冷房装置を備えた転換クロスシート装備は他では0系新幹線で採用されているのみで、急行形気動車を越えたレベルで普通、快速列車のみならずローカル急行にも使用可能なマルチユースの気動車として期待されたが、ネックとなったのが重装備による自重で入線可能な線区が限られたこと。結果総製造数は15編成計30両に留まった。民営化後は長崎本線へも活路を見出し現在は佐世保~長崎を大村線回りで運行される「シーサイドライナー」を中心に運用されているが来年度には蓄電池搭載型ハイブリッド気動車に置き換わる。キハ66系の最大の功績は近郊形のアコモ向上に貢献したこと。それは昭和54年(1979年)京阪神新快速用117系電車で花咲くことになる。
キハ40顔の基本になったのもキハ66系
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