2019年12月5日木曜日

700系撤退で消えるもの

有楽町界隈を行く700系も過去帳入りした光景。
 11月30日をもって東海道新幹線での700系の定期運用が終了した。今後は年度末まで臨時「のぞみ」運用に入るだけに留まるので、東海道新幹線からは実質撤退ということになる。その700系撤退で失われる最たるものは「喫煙車」で、禁煙車が標準となる中、N700系には「喫煙コーナー」は残るが1両すべてで喫煙可能な車両は700系が最後となる。次に「幕式の行先表示」。歴代新幹線車両の側面に表示されていた「行先方向幕」も今やJR東海所属700系C編成に残るだけとなった。最後は側窓寸法、N700系以降は軽量化と車体強度の面から飛行機然となった窓も700系では小型ながらも300系車両並みだった。消えていく700系に対して、「700系タイプ」の「ドクターイエロー」923形は後継車の話もなく今しばらくは東海道・山陽新幹線で活躍することになりそうだ。


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